戸田建設株式会社 名古屋支店 様

現場のあらゆる業務をBuddyBoardで一元化。 図面印刷を80%削減。リアルタイム共有が現場業務を変えた。

戸田建設株式会社 名古屋支店の事例ビジュアル

「現場でなんとかできないかと思ってやると、結構できる。ペーパーレスにできそうなことはだいたいできますよ」

今回は名古屋市・栄錦エリアで進行中の12階建てオフィステナントビル新築工事(工期2025年2月〜2027年2月)の現場において、BuddyBoardをいち早く導入された現場副所長の岡村さんと、設備工事担当の佐藤さんにお話を伺いました。

課題
  • 紙図面の印刷・郵送・持参が毎回必要で、手間がかかる
  • 打ち合わせにリモート参加する関係者との図面共有やリアルタイムな意思疎通が難しい
  • 各種検査の進捗確認やチェックシート記入・承認が非効率
解決策
  • 分科会・定例など幅広い業務シーンでBuddyBoardによる図面のデジタル共有とリアルタイム共同編集を導入
  • iPadやPCからBuddyBoardにアクセスすることで、リモート参加者も含め同じ図面をリアルタイムで共有・書き込み
  • チェックシートをBuddyBoard上で管理し、現場からの直接入力・リアルタイム承認を実現
効果
  • 図面印刷量を約80%削減、レイヤー機能で1枚の図面に複数情報を一元管理
  • 打ち合わせ中から終了後までの情報共有がその場で完結し、アフターフォロー作業がほぼ不要に
  • 施工計画書、チェックシート、工程管理など、現場業務全般へ展開

数値で見る導入効果

  • 図面印刷量の削減

    約80%削減

    分科会・総合定例などBuddyBoard活用の打ち合わせ全体で(A1約60円/枚+A3・カラー削減分も)

  • 情報共有の即時化

    30分→即時

    汎用ノートアプリでは反映に30分かかることも。BuddyBoardは書き込みが即座に全員へ共有

  • アフターフォロー工数

    ほぼ不要に

    打ち合わせ中に共有が完結し、終了後のメール・電話・再整理がほぼなくなった

A1の紙図面を囲んで進める打ち合わせ ─ 従来の総合図管理の実態

総合図の打ち合わせは、どのような体制で行われていましたか?

佐藤: 総合図の打ち合わせにはお施主さん、電気設備会社、機械設備会社、そして私たちゼネコンの4社、計10名前後が参加しています。隔週で1〜2時間の定例を組んでおり、戸田建設からは作業所2名・生産設計1名・設計2名が出席する形です。

BuddyBoard導入前は、どのように図面を共有していましたか?
岡村 英樹 様(左/現場副所長)、 佐藤 凪 様(右/設備工事担当)

佐藤: A1サイズの紙図面を毎回4〜5枚印刷して、事前にお施主さんへ郵送または手渡しし、当日は皆で囲んでチェックしていました。書き込んだ後は専用アプリでスキャンしてPDF化し、各業者に展開。建築関係の指摘事項はスプレッドシートにスクリーンショットを貼ってリスト化していましたが、この作業がかなりの時間を取られていました。

リモート参加の施主への対応はどうしていましたか?

岡村: 正直、会議室での議論内容を共有できず、意思疎通があまりできていなかったですね。言葉で「ここの部分が…」と説明するのが精一杯で、終わった後にメールや電話で改めて内容を伝えるしかなかった。それがまた一つの手間でした。昔は紙の図面をカメラで映したこともありましたが、画質も悪くてなかなか伝わらない。リモート参加の施主さんには毎回ご不便をかけていました。

汎用ノートアプリから建築向けBuddyBoardへ ─ リアルタイム共有という決め手

BuddyBoardを知ったきっかけと、導入の決め手を教えてください。

岡村: もともと汎用ノートアプリを4〜5年使っていたのですが、リアルタイム共有がどうしても厳しくて。本社のICT担当部署に相談したところ、建築業界向けのBuddyBoardを紹介してもらいました。トライアルで試してみたところ、汎用ノートアプリでできていた機能はほぼ網羅できて、それ以上のこともできる。最終的な決め手はやはりリアルタイム共有です。汎用ノートアプリでは書いた内容が30分後に反映されることも珍しくありませんでしたが、BuddyBoardは即時に共有される。これが本当に助かっています。

佐藤: 私は設備部門にいるので、正直これまで新しいツールを導入する機会があまりありませんでした。でもBuddyBoardは編集したら自動で即時に共有できて、書き込みもみんな馴染みのある手書きだから簡単。どの世代の社員にも『簡単だからやってみましょう』と自信を持って勧められます。

BuddyBoardの活用シーン ─ 総合図から現場検査まで

現在、BuddyBoardをどのような場面で活用していますか?

岡村: 総合図の打ち合わせは施主さんの要望もあり現在も紙を使用していますが、打ち合わせ後にスキャンした図面をBuddyBoardに取り込み、指摘事項の色分けや担当者の割り振りをパソコンで記入して共有しています。また総合図以外では、総合定例・分科会(各部位の詳細図確認会)・施工計画書のチェック・現場検査・工程管理・安全衛生協議会など、現場業務のほぼすべてにBuddyBoardを活用しています。

分科会ではBuddyBoardをどのように使っていますか?

岡村: 分科会では、設備・建築・現場・設計のそれぞれの担当者が、同じ一枚の図面を共有しながらリアルタイムに書き込みを行います。以前は紙で全員に配布していましたが、今はBuddyBoardのフォルダに資料を入れておけばiPadやパソコン、モニターで全員が確認できる。担当者ごとに色分けして書き込めるうえ、履歴機能もあるため、誰がどの指摘を入れたかも一目でわかります。

レイヤー機能はどのように活用していますか?

岡村: 例えば平面図一枚に、天井・床・壁の仕上げ区分をそれぞれ色分けして情報を入れたい場合、重なって見えなくなってしまいます。そこでレイヤー1を天井、レイヤー2を床、レイヤー3を壁と分けることで、1枚の図面で全ての情報を集約しながら、必要に応じてレイヤーを表示・非表示できる。これが非常に便利で、以前は情報ごとに別の図面を用意していたものが1枚で完結するようになりました。

現場検査への活用について教えてください。

岡村: 配筋検査やコンクリート打設検査など、各種検査のチェックシートをBuddyBoard上に用意して、現場でiPadから直接入力しています。管理担当者もBuddyBoardのライセンスを持っているので、記録と同時に確認・承認が行われる。『確認しました、合格、次の工程へ』がリアルタイムで完結するのは大きな変化です。

想定外の便利さ ─ リンク機能と面積測定

使ってみて、想定以上に便利だと感じた機能はありましたか?

岡村: リンク貼り付け機能ですね。BuddyBoardの画面上に、詳細図へのURLを直接貼れるんです。『ここの詳細ってどうだったっけ?』という場面で、以前なら紙で場所を探してパソコンでファイルを開いて…という手順が必要でしたが、BuddyBoard上のリンクをタップするだけで一発で飛べる。これはここ1ヶ月くらいで気づいた機能なんですが、インパクトがありました。

あとは面積・距離の測定機能も便利です。図面上で色分けしながら『ここは何平米か?』と聞かれたときに、縮尺を合わせてすぐ数字が出る。感覚的な返答ではなく、その場で根拠のある数字を出せるのは助かっています。

導入後の変化 ─ 印刷80%削減、アフターフォローがほぼ不要に

BuddyBoard導入後、最も大きく変わった点はどこですか?

岡村: 最も大きいのは、リアルタイム共有です。特に分科会などBuddyBoardを使っている打ち合わせでは、その場で共有が完結するので、打ち合わせ後のアフターフォロー作業がほぼなくなりました。以前は打ち合わせが終わってからメールや電話で内容を送ったり、整理し直したりしていたのが、今はそれがない。打ち合わせ後に追加対応が発生しない状態が理想なので、本当に助かっています。

図面の印刷量はどのくらい変化しましたか?

岡村: 分科会・総合定例など、BuddyBoardを使用している打ち合わせ全体でみると、印刷量は約80%削減できています。総合図については施主さんの要望で今も紙を使っていますが、それ以外はほぼゼロです。前の現場では机の上に紙が山積みでしたが、この現場はほぼない。その差は一目でわかります。

佐藤: A1で1枚60円程度としても、削減枚数や準備や後処理に掛かっていた作業時間を考えると、コスト的にも十分にメリットが生まれています。A1だけでなくA3やカラーコピーの削減分も合わせると、かなりのインパクトだと思います。

今後への期待とメッセージ

BuddyBoardに今後期待することはありますか?

岡村: 社外関係者とのゲスト共有を、もう少し手軽に行えるようになると助かります。協力会社さんの社内セキュリティが厳しく、なかなかゲストとして入れないケースがあって。初回の設定に15分かかってしまうと、施主さんへの提案もしにくくなってしまう。

あと、手書きで書き込んだ内容を自動でテキスト化してリスト化してくれる機能があれば、総合図での活躍場面がさらに広がると思います。今後リリースされると伺っているAI図面比較機能(是正前・是正後の差分確認)も、施工図チェックや分科会で非常に役立つはずです。逆に言えば、それができたら私のいる意味がなくなるくらい(笑)時短になると思います。

BuddyBoardの導入を迷っている現場の方へ、メッセージをお願いします。

岡村: 現場で何か非効率な作業に出くわしたとき、BuddyBoardでなんとか解決できないかなと思ってやってみると、結構できます。ペーパーレスにできそうなことはだいたいできると思いますよ。この現場でもBuddyBoardを使い始めて、ここまで使えるとは思っていなかったというのが正直なところ。名古屋支店内でも今、他の部署から『使ってみたい』という声が出てきていて、どんどん広まっています。

佐藤: BuddyBoardは直感的な操作で簡単です。ワンタッチで共有できて、書き込みもすぐできる。『難しそう』と思っている方にこそ、ぜひ一度触ってみてほしいですね。